行政書士試験の合格率はどれくらい?

前のページで、行政書士試験の難易度について述べましたが、ここでは「合格率」という観点から、もう少し掘り下げて見てみたいと思います。

繰り返しになりますが、行政書士試験は競争試験ではありません。「行政書士試験って、どんな試験?」のページで紹介した合格基準をクリアさえすれば、他の受験生の出来・不出来に関わらず、合格することができます。

ただし、行政書士試験の合格は、他の受験生の出来・不出来には左右されませんが、年度ごとの試験問題の難易度の差には影響を受けます。過去12年の合格率の推移が、そのことをよく物語っていますので、ここで少し見ておきたいと思います。

平成14年度

19.23%

平成15年度

2.89%

平成16年度

5.33%

平成17年度

2.62%

平成18年度

4.79%

平成19年度

8.64%

平成20年度

6.47%

平成21年度

9.05%

平成22年度

6.60%

平成23年度

8.05%

平成24年度

9.19%

平成25年度

10.10%

いかがでしょうか。下は2.62%から上は19.23%まで、実に大きな開きがあることに驚かれる方も多いことと思います。ちなみに合格率19.23%を記録した平成14年度の試験では、一般知識科目に出題ミスがあり、全員に配点されたことが、合格率が跳ね上がった理由のひとつだと言われています。
そして、合格率の推移を見る上で、もうひとつ忘れてはならないことがあります。それは、平成18年度から、行政書士試験の試験制度が大幅に改定されたことです。試験科目にも変更があり、それは当然、合格率にも影響を及ぼしています。具体的に言えば、まず合格率のバラツキの幅が小さくなりました。新試験制度初年度の平成18年度を除けば、あとはだいたい6~9%くらいで推移していることが、おわかりいただけると思います。次に、2%台といった、極端に低い合格率の年もなくなりました。もちろん、合格率が10%を切る難関試験であることに変わりはありませんが、それでも、運の要素が減り、頑張れば手が届く試験になったことは確かだと思います。行政書士試験の受験者数は、6万人を超えます。つまり合格率に照らすと、毎年約5千人もの人たちが合格しています。そう考えると、少しは気が楽になりませんか?

また、合格率6~9%というのは、言うなれば全受験生の平均値です。これから学習を始める人のなかには、受験指導校や通信教育の利用を考えている人も多いと思いますが、平均以上の高い合格率を生んでいる講座などもあります。行政書士試験の勉強法に正解はありませんが、合格率を基準にして、学校・通信講座選びをしてみるのも手だと思います。

>>予備知識がなくても合格を実現する攻略法とは?